日本人とお箸の深い関係
日本人の生活となじみ深いお箸ですが、中国や韓国などでも使用されており、世界でも約3割の国がお箸を食事に使用すると言われています。しかしながら、最初から最後までお箸のみを使って食事するのは日本のみであり、その歴史も非常に長いです。こちらでは、そんな日本における箸文化についてご紹介いたします。
箸の伝来
日本でお箸が使われ始めた時代は、弥生時代と言われています。当時のお箸は、現在のような2本1組のお箸ではなく、1本の竹を折り曲げたピンセットのような形状をしていました。また存在自体も、神が使用する道具といわれており、一般的に使用されることはありませんでした。お箸を使用して良い人物は、神に近い存在といわれていた天皇だけだったのです。
食事で使われ始めたきっかけ
神の道具として天皇だけが使用していたお箸が、食事で使われるようになったのは、7世紀の初めごろです。日本で箸を広めたとされるのは、歴史上の人物として有名な聖徳太子です。
当時の中国では、すでに箸文化が広がっていました。聖徳太子により送られた使者は、食事に箸を使用していることに大変驚き、その報告を聞いた聖徳太子も驚いたそうです。その後、聖徳太子により、箸文化が日本各地に広がります。
一般庶民に広がったのは、8世紀ごろといわれています。使用されていたお箸も、ピンセットのような形状ではなく、現在のような形状になり、唐箸という名称がつきました。素材も竹だけではなく、様々な素材が箸として使われるようになります。
江戸時代になると、漆塗りの技術が生まれ、塗箸という、魅力的なお箸が作られたそうです。
このように古くから日本人の食生活に深く関わってきたお箸は、現在でも日本人の食事にはかかせないアイテムです。ほとんどの人が使用するアイテムでもあるため、贈り物やギフトとしても人気が高いです。
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